__という日

彼がいなければ
私は恐れを知らなかったのです

恐れるもののない世界で
静かに暮らしていたのです




彼がいなければ
私は幸福を知らなかったのです

幸福の隣にある
この疼痛も持たなかったのです




彼がいなければ
私は全てを知りえなかったのです

いつも
いつも
いつも

傍らに立つ彼が
私の全てを支えたのです

恐れも 幸福も 悲しみも
己を憎む気持ちさえ

全て

彼がいなければ
私は立っていなかった
彼がいなければ
全て
知りえなかったのです




私の過去を支えた彼に
私の現在を支える彼に


このさきを託して
共に行くと 誓います。
あとがき

……珍しく、今読み返してみたらば、大変なことになっていました。しらさぎです。
まぁ、個人サイトだし、法に触れない限りは自由ですよね(※触れてる)。よし。
えっと これの意味が分かるとすごいです。あなたの読解力が。
彼は三人いるみたいです。
またこんなの増えるかもしれません。
 2004/08/16 しらさぎ

▲Readingst △Once More

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