死へ

あの男にはわからない。


そして分かる必要がない。




もう終わったことだから?
いや違う







俺だけが知っていればよいことだからだ。



それは既知の事実。俺にとってのみ
それは究極の選好。俺にとってのみ
それは最善の行動。俺にとってのみ

それでいい。


一人の女がやってきて、いつの間にか穴を埋めていた。
そこへ俺は戻ってきた。
穴は埋まってなんかいなかった。
これだけ分かれば十分だろ?








そういえば
あの女神の代わりはどこにもいない。

俺の代わりはいくらでもいる。



それでいい。




やってきた女にとって
俺は唯一無二のものではない。
あいつが気付いていないだけで


俺は女を愛さない。
女は俺を愛さない。


俺は女神を愛す。
女神は俺を愛す。
いや、愛さない。
いや、愛す。
いや、愛さない。
いや、いや、、、、



誰か救ってくれと
俺が願うことはない。


この地獄が 俺の楽園。

それをあいつは知らない。




あいつは女を愛す。
女もあいつを愛す。



俺は女神を愛す。
女神は俺を殺す。








それが 楽園。






あとがき ひょっひょう!と調子にのってガンガンいきます、どうもしらさぎです。 最近ちょっと特天への見方が変わってきたような気がします。気がするだけですが。 なんか伊アキしてる場合じゃなかったか!?てな想いに駆られる今日この頃。 遊佐は良いあんちゃんです。 2004/08/16* 2005/03/05 Update しらさぎ

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